外資系というのは実力主義の会社だ、と今でも本気で思っている人たちがあまりに多いのに驚かされる。
 外資系は実力主義の会社なんかじゃありませんよ。

 外資系は縁故主義です。コネが幅を利かす世界です。

 だってガイジン様はいきなり日本に来て、異文化の人間の器量を短期間で見切れる訳ないじゃないですか。日本人同士だって出来ないのに。だからいわゆる「ウマのあう」ヤツを重宝するんですよ。いったん重宝したら、癒着してなかなか離れないのはどこの国も同じ。
 成績を測るモノサシも、仲がよけりゃあノルマを低く設定してもらえるし、そうでもなけりゃ不当にデカいノルマを設定されたりする。そういう意味じゃあモノサシで測られた実力主義かも知れないけどもともとのモノサシが不公正なら実力主義じゃない。まあ小さいモノサシを手に入れるところから実力主義だというならそれもそうだけど。

 外資系のノルマ設定なんていい加減なもんです。そこに労力をかけて公正な競争を生み出そうなんて発想はありません。そんなとこに時間をかけるくらいなら、適当なインセンティブをばら撒いて手っ取りばやく頑張らせたほうが数字あがるからね。

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