最近、業界ニュースのサイトや、業界とは関係ない一般紙などでも、ウチの社内用語が何食わぬ顔で通用語として現れて「おやっ」と思うことが多い。

 「こんな言葉、今まで使われてなかっただろう」とか、「こんな概念、今までなかったし名づけられてもなかっただろう」とか、「別の言い方してたでしょうこれ」とか、そういうものでウチの社内用語が登場してくるのだ。

 新しい技術の名称は当然新しい技術を生み出した企業が名づけるから、そういうのは別になんとも思わないけれど、標準技術でもないし標準化団体を通している訳でもないのにあたかも標準技術であるかのように見せかけるために用語を流通させたりしている例が異常に目立つ。

 これは絶対、ウチがメディアに働きかけている。業界サイトのいくつかは、独立系サイトを装っているようで実は完全にウチがコントロールしているサイトがあるので、そこで社内用語が出てきてあたかも当たり前の用語のように浸透させようとするのはまだわからなくもない(よくはないけど)が、一般紙でまでそういうことをする(しかも業界用語ではない)のはほんと卑怯としかいいようがない。
 社内用語を一般用語にして、世間で仕事をやりやすくしようとするその魂胆。

 皆さん、その言葉がいったいどういう経緯で現れた言葉なのか、常に神経を払わないといけないですよ。得意げに振りかざしているその言葉が、実は巨大資本によって操られる仕掛けだったり、するんですよ。

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