IT業界は歴史の浅い業界なので、産業黎明期のバブル状態を短期間で何度も経験している業界。新しいものは「出したもん勝ち」、つまり購入者側はそれに対して正確で冷静な評価をしないまま飛び付くので、勢いバブル状態になるのだ。

 そんなときほとんどのケースでいわゆる「三文字略語」が踊り流行し繰り返され、一通り成熟した結果、「三文字略語に飛びついてはいけない」などと警鐘が鳴らされるようになった。
 ERPだのCRMだのSCMだのSFAだの、古くはEUCやSISやDSSなどと言った用語が現れ、その用語が含む膨大な背景知識や包含される微妙なニュアンスは意識されずに「三文字略語」だけが独り歩きしてきて、「これがあれば魔法のようにxxが!」式でモノが売れ、その結果バブルになった。
 だから、「安易に三文字略語に飛びつくだけでは、ITの有効活用にならない」と、IT関連メディアが指摘していたのはつい最近の話なのに。

 なのにまた今繰り返される歴史。その名もSOA。もちろん新しい概念はありますが、キモの部分は昔から何も変わらない。自社がやりたいことを冷静に詰めていけば、いつの時代も目標においているべき体系。なのに、またメディアはこれで躍らせるんだろうなあ。

 だってIT関連メディアなんて、全部バーターだもんね。ほとんど操ってるもん。

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