リストラが始まったときの根拠は予算だ。個別製品の売上目標に対してアサインする人数が自動的にはじき出される。今年の売上目標はほぼ達成の見込みがないから、来年の人数は減らさなければいけないー。

 ところが蓋を開けてみたら、僕が所属してるチームはばっさり切られたが、本社に近いチームは思いっきり増えてる。
 どちらがより成績が悪かったかと言えば本社に近いチームだ。売上目標もきっちりチーム毎に分けられている。
 なのに、製品全体で成績が悪かったら、切られるのは本社から遠いチームからだ。
 これには製品担当部門を本社近辺に集中させると言った方針も関係するものの、成績が悪かったチームを温存しては改善は望めない。

 とは言え、本社に近いほうのチームの部長も転出し、間接部門出身の人が代わりに就いた。こういう、大して成績を期待されていない部署は、管理職としての経験を積む通過点としてちょうどいいのかも知れない。

 いずれにしても、理不尽に仲間を失ったことだけは忘れない。それがいくら正当な論理だとしても。

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