根性論の社長

2003年11月2日
 ぼんくらサービスについて書きたいことはまだまだあるんだけど、今回はその総本山について。

 サポートについては定評のある、そしてこの会社でもベンチマークに取り上げられたくらいの会社から転職した僕にとっては、この会社の「顧客志向」なんて鼻で笑っちゃう。この会社にとっては「顧客志向」も、まずあるべきは自社の利益。企業として自社の利益が先に来るのは当たり前なんだけど、いかんせん発想が間違ってる。

 総本山である社長が、社内報でこうのたまった。「弊社はお客様から、おたくはよく担当が変わる、と苦言を呈される。他社は長く同じ担当がついているので、自然とそちらに相談してしまう。しかし、これは個人個人のお客様とのリレーションで解決できるものだ。」
 は?組織がお客様をお金を頂く対象としてしか見ていない構成になっているから起きている現象でしょう。その組織の欠陥を棚に上げて個人で対応しろなんて、およそ組織の長がぬけぬけと言っていい言動ではない。不適格。

 そう言えばこの会社になる前の会社も、部長クラスが「社員は”意気”という価値観で動くことが云々」とか訳判らんこと言い始めておかしくなったんだよ。
 要は、社員の適切な働きに対して、適切な金銭的報酬で報いれないってことでしょ?そんなもん崩れ落ちるに決まってるよね。「気持ちでガンバレ」なんてさ、今時高校野球の監督だって言わないよそんなの。

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